今夜、色のない君と。




それでも言いきれるんだ。



「大丈夫。僕を信じて。……ね?」


「………わかった」


「ありがとう」



よし。


これで明日、秋野さんに話せばきっと花夜のちゃんとした居場所が見つかる。



…僕も心強い。




***




翌日。



学校が終わってから、僕は秋野さんに会う前に花夜の待つ空き家に向かった。



「花夜」


「緒都くん。学校お疲れ様」


「うん。いこっか」