今日の話はそれで終わった。俺も帰る準備をしていたが、桜咲さんのことが気になった。
「あのさ、メンバー決めたいから明日のHRの時間に2クラス合同で決めない?場所は確保しとくから。」
「いいよ!私も先生とクラスの子に連絡しとくね。」
「ありがとう。それと連絡先交換しない?場所とか決まったら連絡したいからさ。」
「えっ!あっ、うん。」
桜咲さんは少し驚いていたけど連絡先を教えてくれた。
「じゃあ、また連絡するね。バイバイ!」
「うん。バイバイ!」
―ドキッ。笑顔で手を振った桜咲さんに俺の心が反応した。が、俺は知らないふりをして帰った。



__この時、君に出会えて良かった_。