―ガチャ、
中に入ると普通クラスのHR委員3人はそろっていた。俺が座るとなりには女子が座っていた。
「5組の子？名前は？」
「あっ、桜咲愛那です。よろしくお願いします。」
同い年なのにすごくしっかりしてる子だと、俺は初めて会う桜咲さんに思った。
「よろしく！俺は知ってると思うけど、朝日愁翔です。同い年だし堅苦しいの好きじゃないから、楽に話してくれたんでいいよ☆」
「うん！」
少し話をしてたら、1年の西崎くんと3年の後藤さんが来て始まった。進行はこの学校の生徒会『青嵐会』の人たちで行われた。ちなみに会長は『龍神』の2代目総長だった空賀彪(ｸｶﾞﾋｭｳ)。今日の内容は球技大会について。特別クラスと普通クラスは、普段バラバラで棟も違うから会うことが少ないけど、学校行事は一緒に活動することが決まっている。
「まず競技だけど、男子はサッカー･テニス･バスケ。女子はソフトボール･バドミントン･バレーです。各競技のメンバーを決めて3日後までに、青嵐会まで提出してください。」
『わかりました。』