―ガヤガヤ、
正門をぬけると、たくさんの生徒が掲示板の所に集まって、自分のクラスを確認していた。俺たちがそのうしろを通ろうとすると、
『キャー!特別クラスの朝日くんと城峰くんだ!!』
『見れるとかラッキー☆』
さっきまで掲示板に集中してた女子たちが、俺たちの両サイドに集まっていた。適当に相手をしながらその間を通って行った。俺たち特別クラスの教室は、普通クラスがある棟とは別の特別棟にある。この棟には、最新設備が整っていて喫茶店まである。玄関で靴を履き替えて教室に行った。