―俺、朝日愁翔。全国No,1暴走族『龍神』の3代目総長。

今日から高等部2年になる。この学校は普通クラスが24クラス。特別クラスが3クラスある。俺は1年生の時から特別クラスにいる。
「あっ!しゅーう!」
1人で歩いているとうしろから呼ばれた。振り返ると俺の友だちであり、『龍神』の3代目副総長の城峰冬雅がいた。
「冬雅おはよ。」
「おはよ!今日から2年だね。」
「あぁそうだな。特に楽しみでもないなー。」
学年は変わるけど、特別クラスの俺たちはクラスメイトが変わるわけでもなくワクワク感がなかった。唯一の楽しみは、学校行事などで一緒に活動する普通クラスが何組になるかぐらい。
「てか、今年もしゅうがリーダーするだろ?」
「なんでだよ。」
「だって、しゅうがリーダーだと学校行事とか楽しいし。」
「まぁ、誰もいなかったら俺がやるよ。」
「おう!」
そんな話をしていると学校に着いた。