『お知らせします。__』
特別クラスのクラスリーダーと指名された普通クラスの発表が始まった。クラス全体がソワソワしだした。
『1年西崎稜(ニシザキリョウ)くん。普通クラスは1年2組。____2年朝日愁翔くん。普通クラスは2年5組。__』
(んっ?)一瞬クラス全体の時が止まった。それもそう、指名されたクラスがまさかの私たち2年5組だったから。
『3年後藤海龍(ゴトウカイリ)くん。普通クラスは3年7組。____今日の放課後、クラスリーダーと指名された普通クラスのHR委員は、特別棟会議室に集まってください。以上で終わります。』
放送が終わった途端に、クラス中が騒ぎ出した。これには、普段クールな美夢も笑顔でこっちを見て喜んでいた。
「おぉ!俺らのクラスだな。桜咲、今日の放課後遅れず行けよ。」
「はい。」
しばらく、騒ぎは続いた。
「よし、今日はこれで終わりだ。また明日な!」
熱気冷めやらぬ中、放課後となった。そして、私は美夢と教室で別れ急いで特別棟にある会議室に向かった。