「このプリントは保護者の方にきちんと渡すように」
はあ……どうしたら振り向いてくれるんだろう?
毎朝早起きして、髪型もメイクも頑張ってるのに、静弥くんは何も言ってくれない。
疎いってことは知ってるけど、「可愛いね」ってただそれだけを言って欲しいの!
……静弥くんのバーカ。
「……愛菜!」
「……せ、静弥くん!? あ、ごめん」
プリント回ってきてたのに気づかなかった。
って、ノートのラクガキ見られた!?
「み、見た?」
「え? あ、それ俺?」
「違うけど」
「なーんだ。俺のこと描いてくれてるのかと思った」
そう言って無邪気に笑った。
ずるいよ。
なんでそういうところばっかり気づくの?
私のこともちゃんと見てよ。
はあ……どうしたら振り向いてくれるんだろう?
毎朝早起きして、髪型もメイクも頑張ってるのに、静弥くんは何も言ってくれない。
疎いってことは知ってるけど、「可愛いね」ってただそれだけを言って欲しいの!
……静弥くんのバーカ。
「……愛菜!」
「……せ、静弥くん!? あ、ごめん」
プリント回ってきてたのに気づかなかった。
って、ノートのラクガキ見られた!?
「み、見た?」
「え? あ、それ俺?」
「違うけど」
「なーんだ。俺のこと描いてくれてるのかと思った」
そう言って無邪気に笑った。
ずるいよ。
なんでそういうところばっかり気づくの?
私のこともちゃんと見てよ。

