「じゃあ、改めて…はい」
さっき引込められた花束を、もう一度目の前に差し出された。
「え…あ…ありがとうございます」
花束を受け取りながら佐伯先生の表情を見ると、真剣な表情。
そんな表情を見て、キスのループから抜け出せた。
「この花束、大学合格おめでとうの意味の他にも意味があるんだ」
「え?」
受け取ったスノードロップの花束を見た。
「春が来て間宮が卒業したら、想いに答えるから待っててくれる?…さっき、ちょっと順番違っちゃったけど」
苦笑いをしながら、佐伯先生は言った。
そんな姿に、私まで笑ってしまった。
「はい…」
受け取ったスノードロップの花束を顔の前で握り締め、笑顔で返事をした。



