今日は私が予告が始まった日からずっと見たいと言っていた映画を見ることになっていた。

耳が聞こえない小説家志望の女の人と、そんな女の人に片想いする、男の人の話。

男の人が必死で彼女へ構い続け、

クライマックスシーンでは、彼女が彼へ本音を、声に出して伝えた。

私とようを見ているようだった。

ずっと縋り付く私と、言葉にしてくれないよう。

この映画はハッピーエンドとして終わった。

大抵の映画や小説はハッピーエンドで終わる。

私とようは…。

私とようの映画や小説を作るとしたら、タイトルは、何になるだろうか。

ハッピーエンドとして、その幕を閉じることが出来るだろうか。

私は、枯れるくらい泣いてしまった。

いい、映画だった。