数日後に、ようのお母さんからメッセージが届いた。 ようが目を覚ましたよ、という文字を見て心の底から嬉しさがこみあげた。 だが、でも、という直後の一文には、目を疑った。 「ひなたちゃんの記憶が、失くなったの。」