12月の春、白い桜が降る。

ようのお母さんが今日はもう帰るように薦めてきたので、
その日はとりあえず大人しく帰ることにした。

ようは近いうちに、すぐ目を覚ますそうだ。

ただ脚を骨折していた為、目が覚めてもすぐには歩くことが出来ないという。

…当分デートには行けないな、と思ったが、

ようが生きているなら、本当にそれだけで十分だ。