しかし、あの日からひなたから連絡がぱったり途絶えてしまった。

もう一週間顔も見ていないし、声すら聞いていない。

もうすぐ十一月に入るというこの季節は一段と寒く、より一層僕の心を冷ました。

不安は募るばかりで、何度電話してもメッセージを送っても、返っては来なかった。

彼女の病態は、やはりもしかして、あまり良くないのではないか。

そんな予想もつかの間、十一月目前、やっと彼女の母から電話があった。