“どうしよう――。”


彼が続ける。


「姉さん・・・

飲んでる時から、俺とキスしたいと思ってたでしょ。」


彼は口唇を重ねてきた。



“――図星だ。”


彼の美しさと嫌味な言葉が、悔しいくらい合っている。



”もう、どうにでもなれ――。”



長いキスの間に、彼が何か言ったようだった。