今日僕は彼女のベッドのそばで眠ってしまっていたらしい。

僕が体を起こすと、そこには目を開いた彼女がいた。

僕は嬉しさのあまり涙が出た。彼女の手をギュッと握って、夢ではないことを確認した。

2ヶ月ぶりの彼女は僕の心を一気に晴れさせた。
辛かった2ヶ月。ようやく乗り越えたのだ


すると、彼女は僕を見ながら口を開いた。

「まさ、、、、、や、、、?
ここは、、、私はなにをして、、、、。」


すかさず僕は答えた。
「そうだよ、みゆ。君は僕のために車を運転してくれてその時事故に遭ってしまったんだ。本当にごめんね。それで2ヶ月間、みゆは一度も目を開けなかったんだよ。本当に心配で壊れそうだったよ」

少し微笑みながら言ってみたが、みゆはきょとんとしている。状況がまだ飲み込めないのだろう、無理はない。2ヶ月も眠っていたのだから。



僕は一応聞いてみた。
「ねぇみゆ、僕たちの今までちゃんと全部思い出覚えてる?」


みゆは少し考えるようにしてから口を開いた。
「まさやとの思い出、、、、。あ、うん!覚えてるよ!一緒に料理をしたし、遊園地にも行ったしーー、よく相談にも乗ってくれたよね!」

みゆは空白の2ヶ月を過ごしたため、僕ほどの感動はないらしいが思い出たちを覚えていてくれてよかった、本当に良かった


「これからたくさん思い出を作ろうね」

僕は満面の笑みで彼女に言った。