「だから、施設に入ってみないかい?」 え────────────? 「し、施設....ですか.....?」 お母さんは隣で目に涙を溜めながらこらえていた。 「そうだよ。 記憶に関係してる施設なんだ。 そこには、真桜ちゃんと似ている症状をもっている人がいる。 今よりは住みやすいのかなって」 「じゃ、じゃあっ....!!! が、学校は.....? どうなるんですか?」