ねぇ、大丈夫だよね。わたし。 うん、きっと大丈夫。 げんきだもん、とっても元気。 「真桜〜、病院行くわよー」 「待って、お母さんー」 「ねぇ、お母さん? お昼ごはん食べてから病院行きたかったんだけどー。 お腹ぺこぺこだよー」 「え? 真桜さっきお昼食べたでしょ」 「え、食べたっけ?覚えてないや。」 私は気づかなかった いや、気づこうとしなかっただけかもしれない。 お母さんが悲しい表情をして私を見つめてるのを 気づかない振りをしていた。