よく分からない物語。

「ふざけんじゃねえ!」


だから、ビビんないんだって。いくら怒鳴られてもね。


...ここはあたしが脅し方を教えてあげよう。


「...ハァ。いいですか金髪くん?あなたは今あたしを脅しましたけど、脅しっていうのはですね、ただ勢いに任せればいいってもんじゃないんですよ。相手に隙があるかないかを見極めて、そこで初めて脅すことが出来るんです。勢いに任せてしまうと、あたしのように脅しにきかない人には効果なしです」



そう言うと、金髪くんはあっけにとられたような顔をして、「え、まさか...そんな、嘘だろ。俺の脅しがきかないなんて...」と呟いていた。


「...お前、何なんだ?」


「何なんだと言われましても、ただの高校生ですが」


そう言って帰ろうとした時、「ちょっと待て!」と声をかけられた。


「何ですか?」


「あー...明日またここに来れる?ボスに会わせたい。なんかお前、面白いし」


なんだ、そんなことか。明日は暇だしちょうどいいや。


「...いいですよ。では、また明日」


そう言って、あたしは家に向かって歩いて行った。