何とも…………。

低次元の言い争いは無視して

明後日に迫った尋ちゃんに、今の心境を聞いてみた。

「ドキドキとワクワク………どっち?」

「う~ん。どっちも違うかな??
どちらかと言えば………穏やかな気分だよ。
今日の続きが明日なのと同じで
『伊藤』から自然に『石井』になる感じかな?
夜『おやすみ』って挨拶して、朝が来て『おはよう』って
言うようなものだと思うよ。
夜と朝とだと、見える景色は全然違うけど……
和君が隣に居たら、自然に抜け止められるって感じ。
千尋にとって………和君といることがそれくらい自然な事になってるみたい。」

うわぁ!スゴく格好いい!!

大人な尋ちゃんの意見に感心して、ふと顔を上げると

さっきまで、大人げない言い争いをしていた人達も

みんな、唯と尋ちゃんをじっと見てた。