「「「「「「お邪魔しま~す。」」」」」」

四人と咲ちゃん、コウ君が新年会にやって来た。

昨日、先生に

「園長の許可を取ったから
明日みんなに、俺と園長の関係といずれ園長を継ぐこと
唯ちゃんの来年度の仕事について話そうと思う」って言われたの。

始まる前にみんなに話して協力を願うみたい。

コウ君は全て知ってるらしいけど。

後、2日で籍を入れる尋ちゃんも和也さんと一緒に

午後から来るって話だし、洋介さんも夕方から集まるらしいの。

ここのお家…………しょっちゅう宴会してるけど……

ご近所さんは、ご迷惑だよね。

先生が一軒家を希望してたのって……

子供の事もあるだろうけど、ご迷惑をかけない為でも

あるんだろうなぁ。

唯のお家の購入も無事済んだみたいで、3月に引っ越すって言ってたから

忙しくなりそうだな。

「これ、ケーキだよ。
唯ちゃんのイチゴのショートも、もちろんあるから食べよう。」

「お昼は食べてきたから、ケーキで大丈夫だよ。」

「夜のおつまみも、お寿司もいっぱい買って来たから
今日はゆっくりしようね。」

「先生に甘い唯ちゃんは、直ぐに希望を聞いて作っちゃうからね。」

「唯先生、先生の大好きなプリンも買って来ましたから
これを食べて、新学期も二人で頑張りましょうね!」

「でも、さすが悠人先生と一緒にいるだけあって
色々あっても、唯ちゃんが痩せてないなぁ」ってコウ君。

「コウ、唯ちゃんを見すぎ!
俺のだから、許可なく見るなよ。」と言って

先生が唯の手を引いて、ソファーに座らせる。

「えっ!先生、ちょっと待って。
お茶の用意がまだ!!」

焦る唯に

「これだけしょっちゅう集まってるんだから
カップが何処にあるかも分かるよ。
任して座ろう!」と言って膝に抱え込む。

「あぁ、始まった。」

「唯ちゃん、良いよ!
勝手に出すけど、ごめんね。」

「この男は、ホントに大人げない。」

「洋ちゃんと友達なのが納得。」

「確かに、洋ちゃんも彩に甘いもんねぇ!」

「そう言えば、和也さんもじゃない??
尋ちゃんと婚約したから、もっとだよ!!」

「ゲェ!だったら今日は、当てられっぱなし??」

賑やかな6人に、やっといつもの時間が戻ってきたことを

実感させられる。

この時が、やっぱり一番楽しいなぁ。