お金なんて要らないと思うのに、お金がないと生きていけないのだ。


何をするのにも、ただ息をするだけでもお金が必要で、ただ命があるだけでもお金が必要で。


死にたいと願う事が悪かのように言われるこの世の中で。


死ぬ勇気も無いくせに、どうやったら死ねるかを考えながらまた明日もここに来るのだろう。


貴方の、この先何年何十年とある人生の中のたった一瞬の夜を一緒に過ごして、諭吉に『汚い』と罵られ、明日なんて来なきゃいいのにとまた願って。


生きる気力も
死ぬ勇気も奪われて。


…私の名前って、なんだっけ。