あなたの名前は忘れたけれど。

部屋に入り、俺たちはテーブルの上に色々と物を置き、俺は真っ先に風呂に向かう。


彼女はソファに座りタバコに火をつけた。


これはお決まりのパターン。


「なんか面白そうな映画見つけといて」

「ラジャー」


俺はそう言い残し風呂場へ向かい、彼女はテレビのチャンネルをいじる。


ゆっくりシャワーを浴びながら、ほんのり廻る視界と思考をリセットさせる。


きっの風呂から上がったら、彼女は一人で勝手に映画を再生させて、ベットで横になってそれを見てるんだろう。