体のどこが動かせるのか調べていると、口も動かせることがわかった。
「て、てめぇ……何しやがった……」
煽烙は表情を変えずに、口の端だけを釣り上げた。
「攝邪呪(せつじゃじゅ)と言いましてね、動きを封じる口訣(こうけつ)ですよ」
「口訣!? じゃあ……先生まさか……仙術……道士(どうし)……?」
悔しそうに顔を歪める藍奈の言葉を受け、煽烙の笑みはいっそう濃くなった。
「正解です。もっとも私は道士などの雑魚ではない。私は仙人なのですよ」
「ふざけやがって……!」
「ふざけてなどいませんよ。現に今こうしてあなたたちは私に手も足も出ない」
「目的は……何……?」
煽烙は一度後ろを向き、薄青い『未完成の賢者の石』を手に取った。
「目的ねぇ……私の目的は……この『未完成の賢者の石』を使って君の封印を解くことだよ。御冠神楽麟紅君」
「て、てめぇ……何しやがった……」
煽烙は表情を変えずに、口の端だけを釣り上げた。
「攝邪呪(せつじゃじゅ)と言いましてね、動きを封じる口訣(こうけつ)ですよ」
「口訣!? じゃあ……先生まさか……仙術……道士(どうし)……?」
悔しそうに顔を歪める藍奈の言葉を受け、煽烙の笑みはいっそう濃くなった。
「正解です。もっとも私は道士などの雑魚ではない。私は仙人なのですよ」
「ふざけやがって……!」
「ふざけてなどいませんよ。現に今こうしてあなたたちは私に手も足も出ない」
「目的は……何……?」
煽烙は一度後ろを向き、薄青い『未完成の賢者の石』を手に取った。
「目的ねぇ……私の目的は……この『未完成の賢者の石』を使って君の封印を解くことだよ。御冠神楽麟紅君」

