Stay With Me

暫く遥哉さんに抱きしめられたけど、ほんの一瞬で。














グンッて腕を引かれたかと思ったら大好きな、匂いに包まれた。














「はっ、すみません。いくら遥哉さんでもこいつに触るのは許せません。……親父悪いちょっと抜ける。」















そう言う侑翔くんの声は怒っていて、私の手を引っ張ってどこかへ連れて行く。














連れてこられたのは、侑翔くんの部屋。















「…………はぁ。俺の心が狭いのは十分分かってる。でもな、我慢したんだ。」














ベッドに座らされて、前から抱きしめられる。















怒ってたんじゃなくて、嫉妬?我慢してたっていつから?















………いつから、私我慢させてた?















「あのっ「何も言わなくていい。何も言わなくていいから、ただ少しの間抱きしめさせてくれ。」」















強く強く抱きしめられる。















その強さで思った。















私はいつからこの人に我慢させてた?いつから言いたい事言わせなかった?分かってたのに。知ってるのに。この人が人一倍、独占欲も嫉妬心も強い事を。















なのに















大丈夫。だって私が好きなのは侑翔くんだし。















大丈夫。侑翔くんは大人になってる。















なんて、誰よりも子供っぽくて、誰よりも私を愛してくれる。そんな人に我慢させてた。