Stay With Me

「なんでトシが全部罪を背負ってるんですか。人殺しという。」















「龍馬の言う通りだぞ。本当に。」















志郎も俺を見て言う。















「お前達親子はなんで人の罪まで背負うんだよクソが。俺達は全員肉親やられてんだよ。その仇くらい」















「取らせたくなかったんだろ?仲間に罪を背負わせるくらいなら俺が背負ってやるって決心してたんだろお前。」















聞き慣れない、でも1度どけ聞いたことがある声がして、全員立ち上がって声がした方を向いた。















「よぅ。東の青山。西の相模。南の和田。北の大野。潰したんだってな。お前らで。世間体では東の青山の頭1人がやった事になってるけどな。」














「………なんでお前はそこまで俺らに詳しいんだよ。」














俺達の組員でも知ってる奴はひと握り。その情報を一体どこから仕入れてくるのか。















4人全員に警戒が走る。















「ん?あぁ、そうか。まだ名乗っても居なかったな。
俺の名前は松浦 幸哉だ。15代目松浦組 組長。よろしくな。」














平然と笑う、松浦幸哉。















全員の動きが一瞬止まって、 バッと頭を下げた。















「ま、まさか松浦組の組長さんとは知らずに!!すみません!!」



















「え?!待ってくださいトシさん!松浦組組長って、どういう………。」













急におとねが口を開く。














「…………おとねは、何も聞いてないのか?」















松浦組と言えば、全国の極道が恐れて全国の極道が従う、そんな組だ。















松浦組組長がひと声かければ全国から何千という組が集まる。














「父は、何も……。」















「…そうか。まぁ、続きを聞いれくれ。」