「そんなに嫌がるなよ。………お前はその体なんだから、使え。俺は違う所で寝る。」














って、頭を撫でてから出ていこうとする侑翔くん。















その背中を見て















ぎゅっと、何故かぎゅっと洋服を引っ張ってしまった。















自分の行動に驚いて目を開く私と、私の行動に驚いて目を開く侑翔くん。















「なんで、やったお前が驚いてんだ。」















確かにその通り。だけど、本当に自然に手が伸びたから自分でも訳が分からない。















恥ずかしくて俯いた私に















「はぁ、お前が寝るまでそばに居る。だから、寝ろ。」















そう言ってくれて布団に入れられた。















「寝るまで、そばに居てね。」















そういったのは覚えてるけど、そのあとの記憶は私には、ない。















だから、侑翔くんが















「だから、煽るなよ。もう一生離さねーから。」















って、おでこにキスした事を私は覚えてない。