「さぁて、宴だ宴だ。まぁ全員席つけや。」














軽い口調で言う、トシさん。(そう呼べって言われた)














「さて、座ったな。まぁ中には知ってる奴もいるだろうが、うちのせがれに心から愛するやつが出来た。おとね。」














皆の視線が私に集まる。














「おとねは、昔の俺の事情で傷をつけた。それでもこんな馬鹿な父親と馬鹿な息子の所に来てくれた。俺はおとねになら大人しく殺されたって良いくらいだ。」















フッと、私を見ながらトシさんが呟く。















「だから良いか。これから先何があってもおとねを守り抜け。絶対命令だ。それと、明後日東西南北仕切ってる、全組長と若頭がうちに来る。面通しだ。気を引き締めろ。」















トシさんの言葉に一瞬眉間にシワを寄せる皆。















「まぁ、とりあえず、今日は騒げ!!良いな!じゃ、乾杯だ!!」















「「「「「「「「カンパーイ!!!!!」」」」」」」」















私もお酒飲めるんだけど、侑翔くんが禁止したから、ジュースで乾杯をする。














「おとね、1時間したら帰るぞ。早く2人になりたい。」















って耳元で侑翔くんに囁かれる。















「え、そんなに早く帰るの??百合さんとかとお話とか「お前は………。嫌なんでもない。分かった。今日は泊まるか。」」