Stay With Me

泣きやみ始めた頃
















「んん、そろそろ俺入ってもいいか?」
















ドアの所に寄りかかって居る侑翔くんに声をかけられた。















「え、あっ、ご、ごめんなさい!」















侑翔くんは一体いつからあそこに居たんだろ?全く気づかなかったし、泣き顔、見られた。
















パッと組長さんから離れる。
















「はぁ。おとね、これだけは言っておく。俺は独占欲がこれ程かっ!!って言うくらい強い。」

















それはもう、高校生の時から分かってるよ侑翔くん。

















だって、お父さんの横に並ぶのでさえ、物凄い顔で見てたもんね。うん。
















「えっと、はい。存じております。すみません。」

















だからと言って私は、現在は侑翔くんの彼女じゃないんだけど…………。
















「侑翔、少しそこに座りなさい。」

















今度は組長としてでは無く、1人の父親としての顔で侑翔くんに声をかける組長さん。

















「なんだよ?」
















侑翔くんも侑翔くんで、息子として聞き返す。















「俺は反対はしない。だがな、問題は山ずみだ。それを越えられるか?おとねちゃんはついて来れると思うか?きちんと見極めろ。」
















それを私の目の前で言ったのはきっと、組長さんの優しさと、私を試す為。

















それは分かってた。だけど、私には自信が、ない。全くない。この人のそばに居る。自信がないんだ。