Stay With Me

分かるんだ。ここを出なきゃ行けなかった理由が。















知りたい気持ちと、知りたくない気持ちが交差するけど、話してくれようとしてるんだ。















「っ、はい。えっと」
















このままで話すのかな?

















「ごめんね。開けるよ。」

















入ってきた組長さんは、私がいつも会っていた優しいお父さんの顔をしてた。
















「………さっきは動揺しいて、ちゃんと見れなかったけど、綺麗になったねおとねちゃん。昔から綺麗だったけどもっと綺麗になった、これは、幸也が心配するわけだ。」

















笑った顔が、侑翔くんにそっくりで。
















いや、違う。侑翔くんがそっくりなのか。
















「座らせて貰っても良いかな?」
















「は、はい!どうぞ。むしろ、すみません。こんな格好で。申し訳ないです。」

















「いや、それは仕方ないさ。さぁ、まず、幸也の事だ。
済まなかったね。君にはとても辛い思いをさせた。幸也にこの街を出てくれと頼んだのは、紛れもない、この私だ。理由が、」
















グッと、組長さんの眉間にシワがよる。
















「あの時、うちの組は荒れていてね。分裂を起こしていた。私が組長になった事が気に入らない奴が居たんだ。そこで、あいつらの目は私の妻と、息子の最愛の人。つまり君に目をつけた。」