深すぎる溜息。頭を掻き乱しながら憂鬱な気分で再度エントランスへ戻る。まだ居るのかな、居なきゃいいのになぁと軽く願いながら。
「遅いですよ…って。益々残念ですねー、着替えるならもう少し色気があるのにしたらいいのに。何それ、近所のスーパーにでも行くんですか」
「いっ、いちいちうるさいなぁ。そんなん持ってないわよ!」
そんな願いなど叶うわけがない、と言わんばかりに当たり前にエントランスにいる。
スマホを片手に待っている姿に思わず心がときめいた直後またすぐに現実に引き戻される。あたしの姿を確認するや否、ファッションコメンテーターよろしく、辛口に批評してくる。
けれどそこまで貶されるとは…。
そんなにひどいのかしら、少しショック。
「だから、行きますよ」
「はっ?ちょ…」
有無も聞かず手首を掴まれ、彼の後を追うようなカタチで歩いていく。
「遅いですよ…って。益々残念ですねー、着替えるならもう少し色気があるのにしたらいいのに。何それ、近所のスーパーにでも行くんですか」
「いっ、いちいちうるさいなぁ。そんなん持ってないわよ!」
そんな願いなど叶うわけがない、と言わんばかりに当たり前にエントランスにいる。
スマホを片手に待っている姿に思わず心がときめいた直後またすぐに現実に引き戻される。あたしの姿を確認するや否、ファッションコメンテーターよろしく、辛口に批評してくる。
けれどそこまで貶されるとは…。
そんなにひどいのかしら、少しショック。
「だから、行きますよ」
「はっ?ちょ…」
有無も聞かず手首を掴まれ、彼の後を追うようなカタチで歩いていく。


