いよいよ文化祭の日がやって来た。 壁に生徒の絵なんかが飾られた学校は いつもと違う雰囲気で、なんだか皆はしゃいでる!! でも…あたしの気持ちは暗いままだった。 綾に相談して胸のモヤモヤは無くなったけど あれから、拓也のいつもと変わらない態度に傷つく自分がいて… 拓也のことを避けてしまっていた。 「なつき~!どうしよ、手が震えるよ~!」 “ギュッ” 「大丈夫!綾なら出来るよ!」 あたしも綾の支えになれてるかな?