「平気平気!」 校門で綾と別れて、真っ暗な道を1人でトボトボと歩いて帰る。 ときおり吹く風が、とても冷たい。 はぁ~あ。さっき綾には“平気”って言ったけど、暗くて怖いよ(泣) ……ん?後ろから足音がする。 誰だろ?…なんか怖い。 「タッタッタ…」 どうしよ、走ってこっちに向かってる! …怖い…。