ううん……そんなことない。 だって、拓也とあたし“幼なじみ”だもん。 結局話し合いは、夕方の6時までかかって、スピッツの“ロビンソン”に決まった。 「なつき~。もう外真っ暗になっちゃったね。」 「だね~。しかも寒っ。」 「あ~、ピアノのレッスンに行くの面倒くさい。」 「伴奏者が何言ってんの!頑張れ。」 「は~い。それより夏姫、大丈夫?1人で帰ることになっちゃうね。」