まだ夕方の4時なのに、外はうっすら暗くなってきている。 いつもならこの時間は、綾と図書室で受験勉強してるか、家に向かって歩いているのに 教室で拓也とヒソヒソ声で話をしている なぜ、まだ教室に居るのかというと… 文化祭で歌う、クラス合唱の曲が決まらないのだ。 「なんか、ちょっと先生強引だよな。」 拓也が不満そうな顔をして、小声でつぶやく。 「だよね。多数決で決めたのに…。先生が、そんなので良いのかな(笑)」