次の日から、今までは全然平気だったのに貴大が女子と話してるとなんとなくもやもやするし、話しかけてくれると嬉しい。

なんとなく、その理由には気づいていたが、気づきたくない自分がいて、分からないふりをしていた。

でもある日亜子に

「あんた、飯島の事好きでしょ？」

そう言われて、違うと否定が出来なかった。

「どーすんの、遠野のことは。」

どうしたらいいのか、分からなかった。