梓はそんな私を見て、自分の上着を私にかけた。 「ありが……とってどこ行くの?」 するとすぐさま梓が歩きだそうとしていた。 「すぐ戻る。そこで待っていろ。」 ぶっきらぼうに言う。 「え……」 直ぐに梓は人混みに紛れて見えなくなった。 そして……3分くらいで戻ってきた。 「は、速いね……」