真由さんはため息をつくと
私の座るソファに腰かけた。
真由「大体、雅來は喧嘩に
巻き込んだからって人を助ける
優しい奴じゃないから。
あいつは美空だから助けたんだよ。
そんな事にも気付かなかったのかよ。」
それって...鬼藤くんは
私の事が好きって事なのかな?
真由「何にも言わない雅來も
悪いけど、鈍感な美空も悪いよ。」
そういえば今朝、鬼藤くんも
同じ事を言っていた。
私は鈍感なのかな?
美空「私は鬼藤くんの事が
好きなのかな?」
真由「昨日、美空が言った言葉。
鬼藤くんがいないと寂しいよって
その言葉を聞いて、うちは
美空も雅來の事が好きなんだなーって
思ったよ。」



