真由「誰にやられた?」
雅來「うるせぇ。
真由には関係ねぇ。」
真由「関係なくないだろ!
美空にだけは心配されたくない?
ふざけるな!あんたの友達は皆
あんたの事が心配なんだ。
美空もあんたの友達だ。
心配したっていいだろ。
何、カッコつけてんだよ。」
鬼藤くんに真正面から
ぶつかっていける真由さんは
本当にカッコイイ。
私とは全然違う。だから私は
鬼藤くんに頼って貰えないんだ。
真由さんのように言えないから。
私に出来る事なんてたかが知れてる。
真由さんのように強くないし
鬼藤くんの事を慰めるに値しない
人間だから、何も言えない。
でも何も言えないから何かをするしかない。
今の私に出来る事を。



