真由「その前に美空と話していいか?」
瀧澤「え?」
真由さんは2歩前に進むと
私の目をしっかりと見て言った。
真由「美空。拒絶するなら今だよ。」
美空「拒絶?」
真由「これが、うちらの日常だよ。
雅來も瀧澤もうちも少なからず
誰かに恨まれてる人間。美空とは違う。」
真由さんは本当にバカだな。
雅來「おい、真由!
何も美空にそんな事
言う必要ねぇだろ!」
真由「お前は...!美空と雅來に
幸せになって欲しくねぇのかよ。
うちは美空の友達だから
美空には幸せになって欲しい。
でも!美空はうちらとは違う世界で
生きてる人だから心配なんだ!
美空が雅來を想う気持ちは
充分過ぎるほど知ってる。
だけど、美空が傷付くのは嫌なんだ!
雅來と関わったせいで...
うちや瀧澤と関わったせいで...
厄介事に巻き込まれた。
そう思って欲しくない!」
私がそんな事思う訳ないのに。



