昨日は、一日中せんせぇと一緒にいた。 せんせぇは、すっごく優しくて、ずっと、手を握ってくれていた。 その手のぬくもりが嬉しくて… せんせぇを愛してるんだって思った。 私達は、1つだけ約束をした。 絶対に学校に行くこと――― 私は、今、校門に立っている。 せんせぇとの約束を守るために。 正直、緊張している。隣にいるユカが何度も励ましてくれた。