「し…」 ゴンッ せんせぇが答えようとした時、何かが私の頭の上に落ちた。 「痛っっー!」 「あ、あ、ごめん」 足元には、大きな三角定規から転がっていた。 こりゃ、痛いわ。 「大丈夫か? 痛いか?」 「うん…。 めっちゃ痛い」 「そっかぁ…。よっしゃ!ちょっと待ってろ!」 せんせぇは、資料室を飛び出した。