その部屋は、薄暗くて嫌な予感のする部屋だった。 『霊安室』 ドラマでしか、聞いたことない名前。私が入ることなんてずっと先だと思ってた。 看護師さんが入るように促した。 中へ入るとせんせぇのお父さんとお母さんが泣いていた。 「―――雅人ぉ!!」 せんせぇの両親の視線の先には、顔に白い布を被せられ横たわる人が――――