「薬… 飲んどきゃよかったかな」 「麻結? 大丈夫?」 「う、うん。一応」 ユカが心配して、何度も声をかけてくれた。 私は、それに笑顔で応えた。 だんだん、頭がクラクラしてきた。授業をしているせんせぇがボヤけて見える。 意識がなくなる―――… そう思った時、ユカが私を呼ぶ声が聞こえたんだ。