「悪夢…ねぇ…」

「本当に嫌だ…」
私は立ち上がった。そして私は時計を見ると
深夜3時の針に指していた。

「もう表情を取り戻すのは無理なのね。」
私は一粒涙を溢し、諦めた。

「お母…さん、起きてる?」
冗談を言う。

「あら、可奈。早いのね。」
いたのか。

「お母さんこそ。」

「朝ごはん、早めに作ったけど、食べる?」

「冷めちゃうから早く食べる。」
ニコッと私が作り笑いを浮かべると…

「あ、そうそう。メニューは目玉焼きよ。」

「卵料理多くない?」

「明日は多分焼き魚よ。」

「わあ。美味しそう。」

「棒読みねぇ?(笑)」

「あはは…」
しょうもない会話。
こんな会話を先輩と永遠に続けたかったけど、
でも今は恋人同士。だから無理だ。
あぁ、先生としょうもない会話したいな。
この頃先生と雑談してなかったし…
ちょうどいい。

「行ってきまーす!」

「いってらっしゃい。気を付けてねー」

「はーい!」
声とは裏腹に、落ち込んだ気分だった。

「あぁ…先輩にどう言おうか…」
頑張るって言ったのに、できなかった。
どう説明しようか…
私は登校中に考え事をしながら登校した。