「あ、先生。重そうですね、どうされたんですか?」

「あ、上田。ちょうどよかった。…ちょっと悪いんだが、職員室までこれ運んでくれないか?」

「あ…は、はい。用事ないし…わかりました…」

「頼んだぞ?他の人に頼むなよ?押し付けるのは絶対よくないからな。うんうん。」

「あ、はい…わかりました…」

「じゃ、よろしく頼むぞ!」

「…重いなぁ」
これを職員室までって、気が遠くなりそう。

「あ!ヤモリ置いてきたぜ!ってどうした!?
いかにも重そうなダンボール!?」

「ちょっと…先生に運べって…頼まれちゃって…さ。」

「重そうだし、俺が運ぶの手伝うよ!」

「え?あぁ…悪いよ、私が頼まれたんだしさ。」

「いやいや!手伝うから!一緒に運ぼうよ!」

「うん…」
いいけど、まあ説明つれば大丈夫かな?(笑)

「えっほ、えっほ、えっほ…」
今、重いダンボールを運んでます…
すっごく疲れてます…手が痛い…

「あ、もう可奈はもういいよ。疲れただろ?」

「え!?ダメだよ、そんなの…」

「大丈夫。俺がこれ運ぶからさ…」
説明すれば、大丈夫かな…

「…わかった。先輩ありがとうございます。」