俺の「好き」は、キミ限定。

 


「ミオ……?」

「……っ、」


『お前なんか、愛美さんのオマケのくせに』

鋭く射るような目はバカな私を蔑んでいて、目眩まで起こしそうになる。

まさか。まさか、トウヤくんがユウリくんの親友のナルくんだったなんて──。

そんな偶然、まさか予想もしていなかった。

神様はどうして、こんなにイジワルなことをするんだろう。


「ミオ、どうかしたの──」

「さ……っ、触らないで……っ!」

「……っ、」


伸ばされたユウリくんの手を、私は咄嗟に払い除けた。

やってしまった──と思ったときにはもう遅くて、ユウリくんは酷く傷ついた表情(かお)をして私を見た。


「ミオ……?」


最悪だ。

ユウリくんは何も悪くないのに、私は今、ユウリくんを傷つけた。


「ご、ごめんなさい……っ。私……っ」


だけどもう、何を信じたらいいのかわからなくて。

私は今、どうしたらいいのかわからなくて──。