「ねぇ、起こしてあげたのにイヤホンさしておいて行くとか酷過ぎない?」 私の努力はなんだったのか。優しさの欠けらも無いこいつにイライラして聞くと。 『ここで、俺が杏桜のこと待ってゆっくり歩幅合わせて歩いてあげるとか逆に怖くない?』 「確かに」 って、おい!納得しちゃったよ。 私たちは幼なじみでずっと一緒にいると性格も似てきて 言いたいこととかすることとかだいぶ分かってきた。 私の口がすこし悪いのも、こいつが女慣れしてるのももはや当たり前のことになってる。