「美桜はなんでそんなに
ストレートかな…。」


「そお?」


そんなつもりはあんまり
ないんだけど。


「斗真が言わなすぎなの。」


意地悪斗真君が発動された時は別だけど。


普段は本当にクール。
あんまり多くは喋らない。
だけど、斗真の隣は落ち着く。
話さなくても、無言でも
全然気まずくならない。
そんな関係今までなかったから
新鮮ですっごく心地いい。


そんな事を考えていたら伝えたくなった。


「「好きだよ。」」


…え?


抑えられていた手が退けられて
斗真を見る事が出来た。


「被ったな。」


って、ちょっと頬を赤く染め、優しい顔で笑ってた。


つられて私も笑顔になる。


「美桜、好きだよ。」


そう言って斗真は私に
甘い甘いキスをくれた。