小悪魔彼女×溺愛彼氏

着いたときには
アップが終わっていて、
みんな気合が入っていた。


「はよ、美桜。
ごめん腹減った。なんかある?」


「朝ご飯食べてないの?」


「…美桜が作ってきてくれる
って言ってたから食べないで待ってた。」


うん、可愛い。
朝からキュンときた。


数種類のパンを広げると
真っ先にホットドッグを手に取って
食べ始めた。


…やっぱり。


「斗真好きだよね、絶対それ食べると思った。」


「だっふぇうまひひゃん。」


口に入れすぎて
上手く喋れてないのも可愛い。


口元に付いたケチャップを
拭いてあげれば「ありがと」って笑う。


こういう所は子供みたいなんだよね。
いつも妙に大人っぽいのに。