「御馳走様でした。」


満足そうに笑いながら
私の頭をクシャクシャ撫でる斗真が
なんだか可愛かった。


「毎日食いたいけど、大変だよな?」


「全然!!斗真の為なら作る!!」


「マジでお願いしていいの?」


「任せて!リクエストお受け致しますよ?」


「じゃあとりあえず膝貸して。」


へ?
斗真はごろんと寝転がり
私の太ももの上に顔を置いた。
ちなみに初めてしたよ、膝枕。
斗真の柔らかい髪が当たって
少しくすぐったい。


「疲れてるの?」


「朝からハードだったけど、
美桜の弁当食ったし回復した。
それとこれは放課後の為の充電。」


下から私を見上げながら
頬に手を添えてくる斗真は
さっきは可愛く見えたのに、
今度は色っぽくて、ドキッとした。