「ん、頑張る。」


頭をポンってして笑う顔が好き。


毎日の何気ない一瞬が
斗真の事をもっともっと好きにさせる。


「じゃあ、ゆっくり過ごせるのは
お昼休みだけ?」


「そうなるかな~。」


それなら…


「お弁当…作ってみちゃおうかな。」


前に莉子が作ってて
いいなって思ってたんだよね。


「え、まじ!?」


結構予想外の反応。
すっごい嬉しそうに笑うから
なんかやる気出てきちゃった。


「斗真頑張ってるから、私も頑張る!」


「ありがと、楽しみにしてる。」


気合が入った私は
もう明日の朝の事を考えながら
学校へと向かった。